神無月と神在月

10月は神無月（かんなづき）といわれています。全国各地の神様が出雲大社に集まるため、出雲地方以外の地域では”神様がいなくなるから神無月”という説があります。
出雲地方では神在月（かみありづき）といわれています。

縁結びの神様

出雲大社の縁結びの記述で古いものとして、井原西鶴の「世間胸算用」や「好色五人女」があり、江戸時代の初期までさかのぼることができます。江戸時代中期には、庶民の間でも縁結びの神様として広く知られていたようです。 縁結びは男女の縁だけでなく、生きとし生けるもの、あらゆるご縁を司るといわれています。出雲大社の主祭神である大国主大神（おおくにぬしのおおかみ）様は、だいこく様としても有名です。

二礼四拍手一礼

通常、神社の参拝は二礼二拍手一礼ですが、出雲大社では二礼四拍手一礼で行います。
5月14日の例祭（大祭礼）の日は、二礼八拍手一礼で参拝します。

稲佐の浜（いなさのはま）

神話で知られる稲佐の浜の海岸は、出雲大社から西に約1キロの位置にあります。
神在月には、この稲佐の浜で全国の神様をお迎えする神迎神事が行われます。